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私たちが豊かで幸せに暮らせるように、農林水産業、工業、医療、インフラなどの産業が発展して来ました。
一方、その課程で環境汚染や炭酸ガスなどの温室効果ガスの大量排出により大規模な気象変動が地球規模で発生し、人類にとって環境浄化や温室効果ガスの削減は最大の課題の1つとなっています。
環境を保全しながら産業を発展させるために、計測は重要な要素技術であり、水質などを測るセンサや計測器が様々な産業や環境分野で使用されています。
1973年に岩手東亜DKK株式会社(当時は岩手東亜電波株式会社)は東亜ディーケーケー株式会社(当時は東亜電波工業株式会社)の卓上、ポータブルなどの計測器およびそれらに使用されるpH電極などのセンサ類の製造を主に受け持つ生産子会社として水と緑に恵まれた遠野市で創業しました。
当社では実験室やフィールドで使用される水質用計測器およびそれらに使用するpH電極、溶存酸素電極、電気伝導率セル、イオン電極および臨床検査用電極等のセンサ類を主に製造し、東亜ディーケーケーグループ各社に納品しています。
pH電極はpHに応じて電位を発生する特殊なガラス膜を使用したセンサで、製造には高度なガラス加工の技術が必要です。当社ではガラスを使用した製品の加工を自社で一貫して行っており、多くのガラス加工技術者が活躍しています。この卓越したコア技術であるガラス加工技術を日々発展させるとともに、ガラス膜付装置、ガラス旋盤などの製造設備や治工具を自社で開発し生産の自動化や効率化を進めています。
1995年には品質マネジメントシステムであるISO 9001の認証を取得し、高性能な製品を高品質で製造しています。
また、「いわて復興パワー水力プレミアム」によるCO2フリー電力の使用などESG経営を理念として環境や人に優しい企業を目指しています。
これからも誠実・創造・挑戦の精神を忘れずに、新しい製造技術やITなどを積極的に導入し、地球環境の保全と人々が豊かに暮らしていくために欠かせない優れた計測器やセンサを製造し、オンリーワンの製品作りを目指して参ります。
代表取締役社長 羽毛田 靖